カービューティープロ カラーズの寺尾です。
本日ご紹介いたしますのはフェラーリ512BBのボディコーティングです。
1981年式のフェラーリ512BBでございます!
いゃ~カッコイイですね(*’▽’)
その昔、私が可愛いかった頃の小学生時代に巻き起こったスーパーカーブームでは、
ランボルギーニ・カウンタックと人気を二分したスーパーカーの代表車種でございます。
小学生ながらにカウンタック派と512BB派に分かれたものです(笑)
フェラーリ512BBの名前の由来を知っている方はおそらく当時、小学生くらいの方かと
思いますが512は5リッターの12気筒エンジン、BBはベルリネッタ・ボクサー(Berlinetta Boxer )の
略で“ベルリネッタ”が2ドアクーペで“ボクサー”が(水平対向エンジン)を表しております。
ちなみに“ボクサー”と言いながら実はV型180度のエンジンなんだそうです。
こちらの512BBは1981年式との事ですので40年以上前のお車になります。
塗装はさすがにオリジナル塗装ではないようですが状態はとても良くて
全く40年以上前のお車には見えません!!
とは言え再塗装した時期も不明でよくよく観察しますと気になる点もございますので
通常の作業とは違う進め方&内容になります。
ではコーティングの様子を今回はビフォー&アフターでご紹介してまいります。
まずはボンネットです。
基本的にお綺麗なのですが、よく見るとライトの周りがモヤモヤとしているのが
わかるかと思います。
アフターです。
スクラッチ等は残っておりますがスッキリとしました。
今回は塗装面の状態を考慮して軽い磨になっております。
古いお車や痛みの進んでいるお車は通常と同じ作業が出来ないことが多いです。
ちなみに研磨時も基本的にノーマスキングで作業しています。
この時代の塗装はクリヤー塗装のないソリッドカラーが主流でしたので磨くと・・・
バフに色が付きます(^^;)
それと今回使用しましたコーティング剤は・・・
PCX-S9です!
PCX-S9は『優れた撥水性被膜による汚れの固着低減』『特殊シランによる上質な光沢と保護効果』
『柔軟性にも優れた高密度な被膜による塗装保護』の低撥水タイプのコーティング剤になります!
PCX-S9の詳しい事はこちらをご覧ください。 → PCX-S9
続いてルーフを見ていきますと・・・
拭き筋(塗筋??)が残っていましたけどお綺麗です。
アフターです。
こちらもサッパリとした塗装肌になっております。
リアも・・・
よく見ると小傷(スクラッチ)もございます。
アフターです。
軽い磨きですので小傷は残っています。
それでも浅めにキズは取れていますのでサッパリ感が違います!
ボディサイドも・・・
少しモヤッとしています。
スクラッチもやや多めでしょうか。
アフターです。
スクラッチは残っていますけど透明度が増してクリヤーになっています。
ホイールは・・・
オリジナルのホイールです(*’▽’)
マグネシウム製のホイールなのですがマグネシウムは時間が経過すると
写真のように塗装が浮いてきてしまうんだそうです。
(お約束らしいです)
なので定期的な塗り直しが必要なんだそうです。
アフターです。
そのような状態ですのでホイールは優しく洗って簡易コーティングをして
仕上げております。
それとウインドウコーティングのご依頼もいただいております。
現状は・・・
弾いておりました(*’▽’)
ただ何を塗っているのか不明ですので・・・
今塗ってあるコーティングを落としてからウインドウコーティング専用コーティング剤
PGS-33でコーティングをして・・・
撥水チェックをしましたらウインドウコーティングの出来上がりです。
そしてフェラーリ512BBのボディコーティングが完成いたしました!
いかがでございましょうか。
とても40年以上前のお車には見えないと思います(*’▽’)
各部の写真で見て頂きましたように深めのシミやスクラッチは残っていますけど
艶と光沢が復活しました。
お引き取りに来られましたオーナー様も『おぉ!ピカピカだね~』と、
お喜びになられおりました。
ありがとうございました。
基本的に古いお車は塗装面の状態を考慮して強い磨きはしません。
その為、深めのキズやシミは残ります。
先ほどもお話し致しましたが古いお車や痛みの進んでいるお車は
どうしても通常と同じ作業が出来ないことが多いです。
出来る事と出来ないことが出てきてしまいますが出来る範囲で
お車が綺麗に見えるように考えながら作業をしております(^_^)/
この度は当店をご利用頂き誠にありがとうございました。