カービューティープロ カラーズの寺尾です。
本日ご紹介いたしますのはホンダ シビック タイプRのボディコーティングです。
チャンピオンシップホワイトのホンダ シビック タイプRです!
FD2型と言われるシビック タイプRとしては3代目にあたるモデルになります。
またシビック タイプR初の4ドアセダンになりますのでファミリーカーとしての
使用にも最適なスポーツカーです(*^_^*)
こちらのタイプRは2010年登録ですので14年前のお車になりますが、
その間オーナー様が大切に維持管理されていましたのでお綺麗なんです。
それでもよくよく観察していきますと・・・
クスミが進行しております。
シミやスクラッチも付いては今すけど認識を考慮して考えますと少ないと思います。
それとナンバープレートを外して気が付いたのですが・・・
バンパーに“TYPE R”が彫り込まれていました!
知る人ぞ知る、もしくは、知らなくていい事を知ってしまったと思うと
“ニヤッ”としてしまいます( ̄▽ ̄)
今後、FD2を見かけると “あのナンバーの下にTYPE Rって書いてある事を俺は知っているんだぜぇ!”
と、優越感でニヤニヤが止まらない事でしょう(笑)
話がそれましたがルーフも・・・
同じくクスミが進んでいました。
トランクも・・・
スッキリとしません。
ボディサイドも・・・
クスミの影響でライトがモヤモヤと映り込んでいます。
ホイールも・・・
汚れ気味でした。
全体的にクスミが進んでいました。こちらのチャンピオンシップホワイトは
クリヤー塗装のされていないソリッドカラーになります。
ソリッド塗装とは、カラー塗料の中にメタリックやパール等の光輝材が入っていない塗装です。
メタリックやパール塗装等は、その上に透明なクリヤー塗装(カラークリヤーもあります)をして
完成となりますがソリッドはクリヤーを塗らずに完成となります。
しかし最近ではソリッドでもその上にクリアーが塗装されている2コートのソリッド塗装が
増えております。
現行型タイプRのチャンピオンシップホワイトはクリヤー有りの2コートソリッド塗装に
なっていますけどFD2型はクリヤー無しです。
クリヤーのないソリッドはクスミ(劣化)の進行が凄~~く早いんです(^^;
そう考えますと、こちらのFD2はクスミも酷くなくて初期登録から14年経過を感じさせない、
とても綺麗なお車だと思います!
そんな綺麗なタイプRを更にスッキリとリフレッシュしていきましょう。
その作業ですが、いつもでしたら洗車後に専用のクリーナーを使い、鉄粉の付着状況を
お伝えしておりますが今回はクリーナーは使わないでネンドのみで鉄粉を処理していきます。
状態は良いとは言え14年経過しておりますのでケミカル剤は使用しない方向で作業を
進めていきたいので今回はケミカルを使わずネンドを使って鉄粉確認&作業をしていきます。
↓は使用前のネンドです。
そして↓がボンネット全体をネンド掛けした後のネンドです。
茶色に見えるのが除去した鉄粉です。
年式を考えますと、驚きの少なさでした!
ボンネット以外も全体的に少なかったです。
鉄粉の処理が済みましたら、いつもはマスキングをするのですが・・・
今回は基本的にノーマスキングでいきます。
傷んだ塗装や古い車にマスキングテープを張ると、マスキングテープを剥がす時に
塗装も剥がれてしまう事もあるんです。
今回のお車は、そこまで傷んでない様でしたが念には念を入れてノーマスキングです。
どうしても必要な部位は磨く直前に貼って、すぐに剥がす。で進めていきます。
そして磨きです。
今回の磨きはお任せプランです(そんなプランはございませんが(笑))
エクストラプランを基本に塗装面の状態を見ながら無理な研磨はしないように注意しながら
磨いていきました。
磨きが終わりましたら今度はコーティング剤の出番です。
今回使用いたしましたコーティング剤はこちらの・・・
PCX-S9です。
PCX-S9は『優れた撥水性被膜による汚れの固着低減』『特殊シランによる上質な光沢と保護効果』
『柔軟性にも優れた高密度な被膜による塗装保護』の低撥水タイプのコーティング剤になります!
PCX-S9の詳しい事はこちらをご覧ください。 → PCX-S9
それでは各部の仕上がり具合を確認していきましょう!
まずはボンネットからです。
クスミも取れてスッキリとクリヤーになりました(^_^)/
ナンバープレート裏も・・・
TYPE R がクッキリと見えます(笑)
ルーフも・・・
サッパリとしましたね~!
トランクも・・・
クリヤーになっております。
ボディサイドも・・・
ライトが綺麗に映り込むようになっています。
最後にホイールです。
白くなりました~!(^^)!
そしてチャンピオンシップホワイトのホンダ シビック タイプR、
ボディコーティングが完成いたしました。
艶々に仕上がりました!
とても14年前の車の艶感には見えないと思います(^_-)-☆
クスミの影響で艶が引けていましたが、しっかりと艶を感じられるボディになっております。
オーナー様も『綺麗になった~』と、お喜びになられておりました。
ありがとうございました。
今回のシビックTYPE Rですが 初期登録から14年でしたがオーナー様の維持管理が
とても良かったので塗装の痛みは少なかったです。
塗装は時間の経過と共に少しづつ劣化していきます。
その劣化も色褪せや剥がれなど、見た目でわかるような劣化だといいのですが、
見た目が何でもないように見えても劣化している場合も実は結構多いんです。
もちろん塗装の品質や普段の維持管理等によって劣化の進む速さは違ってきます。
早い車ですと10年も経過すると塗装が “終わり” ます。
なので、どうしても古いお車や痛みの進んでいるお車は通常と同じ作業が出来ないことが多く、
出来る事と出来ないことが出てきてしまいますが出来る範囲でお車が綺麗に見えるように
考えながら作業をしております。
あまりに劣化が酷いと磨く事も出来ませんしコーティング剤を塗れない場合もあります。
お車の状態にもよりますが15年以上経過のお車の場合は注意が必要かもしれません。
一台のお車を長く乗るとお考えでしたら普段の維持管理がとても大切になりますので
お気をつけてください(^_^)/
この度は当店ご利用頂き誠にありがとうございました。