メルセデスベンツ Gクラスのご入庫です。

 

カービューティープロ カラーズの寺尾です。

 

本日ご紹介いたしますのはメルセデスベンツGのボディコーティングです。

平成3年式のメルセデスベンツ Gでございます!

オーナー様は古い型のGクラスをお探しになられていたそうで、

良い個体に巡り合う事が出来、ご購入に至ったそうです(*’▽’)

平成3年式ですので今から31年前のお車になります。

31年前のお車と考えますと、お綺麗なのですが、それでもやはり31年前の

塗装ですので痛みが進行しております。

ボンネットは・・・

こうやって見ますとクスミはありますが比較的お綺麗で31年前のお車には見えないと思います。

しかし実際のところは“色”は付いていますけど塗装自体の劣化が進んでいて

塗装がポツポツと“浮いている”部分もございます(^^;)

比較的お綺麗でしたボンネットに比べますとルーフは・・・

クスミが凄いんです(;’∀’)

↑の写真だとそれ程酷くないように見えますが実際はなかなかものです(汗)

↓もルーフですが・・・

こちらの方が痛みがわかりやすいかな??

ボンネット同様、いゃ、それ以上に塗装自体の劣化が進んでいて正直、あまり手を

付けられないような感じです。

ボディサイドは・・・

こちらは水平面に比べるとクスミが薄くホッと一安心です(笑)

しかしリアは・・・

大変な事になっております(^^;

元々ステッカーが貼ってあったようですね。それを剥がして磨いたのでしょうか??

それともクロスでゴシゴシと拭いたのでしょうか??

とにかくスクラッチがグルングルンに付いていました。

それとよくよく見てみると・・・

隠れスヌーピーを発見!!

スヌーピーのステッカーが貼ってあったようで塗装に跡が付いていました。

ホイールは・・・

これまた塗装が痛んでおりますので、あまり手が付けられない感じでございました。

 

それと今回はシートのクリーニングのご依頼も頂いておりますので、こちらもご紹介して参りましょう。

↑は現状です。

見た感じ気になるような汚れも無いのですがクリーニングすると意外なほど汚れが取れます。

↓はフロントシートのクリーニングの濯ぎで出ました水です。

真っ黒なんです(;’∀’)

パッと見綺麗でも、これ位汚れているんです。(^^;

リアシートの濯ぎでも・・・

こんなに真っ黒になります。

クリーニング後のシートですが・・・

写真だとあまり違いがわかりませんね(^▽^;)

違いがわからないかも知れませんが、先ほどの濯ぎで出た水を見て頂ければクリーニングの

効果をお伝え出来たと思います!

 

引き続きボディの方の作業も見ていきましょう。

いつもでしたら洗車後に専用のクリーナーを使い鉄粉の付着状況をお伝えしておりますが

今回はクリーナーは使いません。

と言いますのも塗装の痛みが進んでいますので、あまりケミカル剤は使いたくありません。

塗装がケミカルに耐えられずにダメージを負わないようにする為です。

という事でネンドを使って鉄粉を見ていきましょう。

↓は使用前のネンドです。

そして↓がボンネットを半分程ネンド掛けしたネンドです。

茶色いのが除去した鉄粉です。

年式が年式ですのでいっぱい付いていました(^▽^;)

 

その後にいつもでしたらマスキングをするのですが・・・

今回は基本的にノーマスキングです。

車齢や塗装面の状態を見ますとマスキングはやめておこう。っという判断です。

古い車にマスキングテープを張るとテープ剥がす時に塗装も剥がれてしまう事もあるので

今回はノーマスキングです!

そして磨いていきます。

今回は基本的にはミディアムポリッシングのエクストラプランですが

塗装面の状態を考慮してシミやスクラッチを取るような強めの磨きではなく

塗装面のクスミを除去して元の色に戻るように注意して磨いていきました。

 

そして今回使用いたしましたコーティング剤ですが・・・

PCX-S9一択のご提案です(笑)

こちらのコーティング剤は痛みの進んでいる塗装に使ってもムラなどが

出にくいコーティング剤ですので今回はPCX-S9を使用しました。

PCX-S9は『優れた撥水性被膜による汚れの固着低減』『特殊シランによる上質な光沢と保護効果』

『柔軟性にも優れた高密度な被膜による塗装保護』の低撥水タイプのコーティング剤になります!

PCX-S9の詳しい事はこちらをご覧ください。 →  PCX-S9

 

では各部の仕上がりを見ていきましょう。

まずはボンネットからです。

磨き過ぎないように磨いたのですが、だいぶ綺麗になりましたね(^_^)/

ルーフは・・・

こちらは線キズやシミはだいぶ残っておりますがクスミが無くなってスッキリとしました!

↓もルーフです。

線キズは残っていますけどライトの姿が確認できるようになっています(笑)

ボディサイドも・・・

サッパリと綺麗になっております。

グルングルンにスクラッチが付いていましたリアも・・・

サッパリとしましたね!

ただ隠しスヌーピー(他のステッカーの跡も)は完全には消すところまで磨けませんでした。

光の当たり方や見る角度によってはスヌーピーが姿を現すと思います。

最後にホイールです。

こちらも今回は軽い洗浄と艶出しのみになっています。

そしてメルセデスベンツGのボディコーティングが完成いたしました!

クスミが無くなり色に深みが出ました(^_^)/

青味が濃くなり30年前の車の色艶には見えないと思います。

今回は塗装面の状態を考慮して強い磨きはしていません。また塗装の痛みの酷い所

など磨き切れていない所もございます。

ある程度磨けた部位と軽くしか磨けなかった部位で色艶に違和感が出ないように

統一感ある仕上がりを心掛けて磨いていきました!

どうしても古いお車や痛みの進んでいるお車は通常と同じ作業が出来ないことが多いです。

出来る事と出来ないことが出てきてしまいますが出来る範囲でお車が綺麗に見えるように

考えながら作業をしております(^_^)/

今回のGクラスの様にキズやシミは残ってしまいますがクスミが取れ艶を取り戻しただけでも

見た目の印象が大幅に異なります。

愛車とご対面いたしましたオーナー様も『おぉ!!ピカピカだぁ!!』と、

その違いを感じて頂けたご様子でした。

リフレッシュが出来ましたメルセデスベンツGクラス、いつまでも大切にお乗りください!!

 

 

 

 

この度は当店をご利用いただき誠にありがとうございました。

 

 

 

 

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