カービューティープロ カラーズの寺尾です。
本日ご紹介いたしますのはスズキ ジムニーのボディコーティングです。
こちらのミディアムグレーの新型ジムニーは初期登録から1年4ヶ月ほど経過しましたお車になります。
こちらのオーナー様はジムニーJB64の3型以前のお車を探していて、やっと探し当てたのが新古車の
こちらの車両なのだそうです。
Webを駆使し遠方より取り寄せたそうです! 凄いです(*^_^*)
ただ遠方という事もあり現車確認は出来ず購入されたので車両が送られてくるまでは
実際の状態はわからないまま・・・。
新古車なので問題ないかと思っていたそうですが実際に到着した車両を確認していくと・・・
スクラッチも多く結構荒れているんです(^^;
ただ、それよりもオーナー様が気になっていたのが・・・
何やら模様が付いています(汗)
↓もボンネットですが・・・
結構凄いんです。
オーナー様も拭いたりしてみたそうですが全然落ちないと(^^;
この模様がボンネットとルーフ全体に付いています。
そのルーフですが・・・
同じく何か付いています。
拭きキズと思われるスクラッチも多いんです。
更にオーナー様が気になったのがルーフの塗装の一部がおかしいと・・・
確認してみますと、
どうやら鳥糞による塗装のクラックの様です。
観察した感じでは正直、磨きでは処理できないような感じがします。
ボディサイドは・・・
こちらも拭きキズ系のスクラッチが多かったです。
リアも・・・
磨きキズでしょうか??
この付近だけ盛大に付いていました。
ホイールは・・・
やや汚れ気味です。
ご覧いただきましたようにボンネットとルーフの謎の模様。これはおそらく保護シートの
糊跡ではないかと思います。
通常の糊残りであればケミカル剤で除去可能なのですが、今回ケミカル剤で試してみても
全然落ちませんでした(;一_一)
なので糊残りと言うよりシミになっている感じです。
そのシミを磨きでスッキリと処理していきたいと思います!
では作業を始めて参りましょう!!
まずは洗車後にボディに付いている鉄粉を処理していきます。
専用のクリーナーを吹き掛けますと鉄粉が紫色に反応いたします↓
結構多いです(汗)
中古車等の屋外展示されているお車は鉄粉が多く付く傾向です。
と言いますのも中古車屋さんは大きな道路沿い等の車通りの多い場所に
展示にされる事が多いので、走行している車から出る鉄粉(ブレーキダスト)で
多く付いてしまう傾向です。
リアは・・・
少なかったです。
走行している車は垂直面にも鉄粉が多く付きますが、展示車両等はボンネットやルーフの
水平面に多く付き、垂直面は少ない傾向です。
鉄粉を処理しましたら再度クリーナーを吹き掛けて再チェックします↓
スッキリと綺麗になりました。
リアも・・・
綺麗になりました!
その後に今度はボディにマスキングをしていきます。
磨いていきます。
今回は比較的新しいお車ですが塗装面の痛みが気になりますのでミディアムポリッシングの
エクストラプランをご提案させていただきました。
エクストラプランは経年車や中古車などに多く見られる小キズやシミなどを除去する
やや強めの磨きのプランです。深めの傷やシミは取れませんが、やや強めの磨きで水垢・
水シミ・小傷など除去する事で塗装表面がスッキリとしてボディの艶や光沢が上がり
お車全体の質感がUPいたします当店の人気プランになります。
磨きが終わりましたら今度はコーティング剤の出番です。
今回使用いたしましたコーティング剤はこちらの・・・
PCX-S8です。
こちらは美しい艶感・優れた耐擦り傷性・気持ちの良い水玉撥水が特徴のコーティング剤です!
PCX-S8の詳しい事はこちらをご覧ください。 → PCX-S8
では各部の仕上がりを見ていきましょう。
まずはボンネットからです。
スッキリと綺麗になりました!
そして例の糊跡も・・・
綺麗に除去出来ています!
ルーフも・・・
スッキリとクリヤーになりました(^_^)/
しかし鳥糞と思われる痕は・・・
やはり塗装が割れていて磨きでは処理できませんでした。
ここまで塗装が割れてしまうと直すには再塗装になってしまいます。
ボディサイドは・・・
スクラッチもスッキリとしてライトの映り込みも綺麗になりました。
リアは・・・
グリングリンに付いていた磨きキズ??も綺麗に処理出来ております。
最後にホイールです。
タイヤもホイールも艶出しをして仕上げております。
そしてミディアムグレーの新型ジムニー、ボディコーティングが完成いたしました。
クリヤーで艶々に仕上がりました!
塗装面に付いていた糊残り?の影響で透明感が損なわれていましたが、
その糊残りを処理しましたので透明感が向上して艶々になっております!
ただ今回は残念ですがルーフに付いていた鳥糞の痕跡をなくすことは出来ませんでした。
鳥の糞は実は想像以上に塗装を痛めます。特に夏場などボディが高温の時は痛みの進行が早くて
ほんの数時間で浸食してしまう事もあるようです。もちろん全ての鳥(鳥糞)がそうではないのですが
鳥糞は塗装には良くはありませんので(見た目にも)鳥糞に気が付きましたら早めに除去してあげてください。
腐食が進んでしまいますと塗装が割れてしまい磨きでは対処できなくなってきます。
そうなりますと再塗装するしかなくなってしまいますのでご注意ください。
鳥糞の除去方法ですが水で流せるようでしたら水で流すのがいいと思いますが、カッチカチに固まってしまった
鳥糞は簡単には落ちません。また出先ではそうもいきませんし(汗)
その様な時は濡らしたティシュを鳥糞の上にのせて数分放置してください。数分して鳥糞が柔らかく
なりましたら優しく摘み上げるように拭き取ってください。横にサッと拭いたらダメですよ~(^o^)丿
横に拭くと鳥糞の中に入っている”色々な物“でキズが付いてしまう事もありますのでご注意ください。
同じく虫のこびり付きや糞も塗装に良くないので同じ要領で早めに取り除いてあげましょう!
鳥糞は本当にヤバいです(;´∀`)
この度は当店をご利用いただき誠にありがとうございました。